専門医によるリウマチ治療最新情報

「軽い一過性のリウマチ」
「血液に出る本物のリウマチ」

東京リウマチクリニック院長 天本 藤緒

欧州リウマチ学会2012の発表より

「軽い一過性のリウマチ」「血液に出る本物のリウマチ」と大きくわけてふたつのカテゴリーにわけられると、私たちは考えています。

軽い一過性のリウマチの場合、変形がすすむことはありません。

「腫れがなくてもひたすら痛い」「痛いところが移動する」「なんとなく疲れが出やすい」などの症状の出方をすることが多いのが特長です。

こういった軽症タイプのリウマチは、閉経が早かった(45歳以下)に出やすいという最新の研究結果が、欧州リウマチ学会で発表されました。

また、このタイプのリウマチは通常なかなかはっきりした病名がつかないことが多いようです。

私たちの経験からいえること

  1. リウマチ性又は炎症性の痛みであることをはっきりさせる必要がある。
    ケナコルトなどのステロイド剤が有効かどうかが手掛かりになります。
  2. リウマチ性の痛みであれば、本物のリウマチ同様、MTXや生物学的製剤が効く可能性はあります。

ただし、効かない可能性も本当のリウマチよりかなり高い。

そのうえCRPなど血液に出ない場合は効果の判定が患者さんの主観だけになってきます。

効果の判定は慎重に行う必要があります。

よくなったら迅速に薬剤を漸減していくこと。ほんとうに効いているのか疑問に感じたらやめてみること。が重要だと思います。

  1. 患者さんが痛がっているのであれば、医師としてやはり痛みは取ってあげる責務があります。

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